オリーブ 油からのアドバイス

S石油はガソリン車向けエンジンォイルや環境対応型製品など高恥付加価値製品に特化した戦略をとったため、工場向け潤滑油など汎用品の販売数量が伸びた2002年度は、シェアを落とす結果となった。 2003年度の国内の潤滑油市場は12%縮小するとの見方が大勢を占める。
少量で長期間使用できる高性能製品の販売量が増えているためだ。 今後もこの傾向は続くため、顧客の要望に合わせたきめ細かな商品提案などが勝敗の分かれ目になりそうだ。
2002年度の塗料出荷額は前年度比1.5%減の6746億4200万円だった。 出荷数量ベースでも、同0・5%減の192万1400トンとなり、出荷額・数量とも2年連続の前年実績割れとなった。
国内自動車生産台数が2年ぶりに前年度を上回り自動車用塗料は堅調だったが、新規住宅着工数の低迷で建築用が減少。 船舶用や道路用も伸び悩んだ。
メーカー別では、上位3社の順位に変動はなく、首位のNがシェアを同1.3ポイント伸ばした。 Dインキ化学工業との合弁会社が2002年4月から事業を開始し、金属・電気製品向けなどの工業用塗料が大幅増収となった。

2位のKペイントはシェアを同0・3ポイント伸ばした。 船舶用は伸び悩んだが、全体の売上高の半分強を占める自動車用が国内外で好調だった。
3位の大日本塗料も自動車用や重車両・産業機械用が好調で、シェアは0.1ポイント増。 全体の塗料出荷額が減少するなか、上位3社は堅実にシェアを伸ばした。
下位メーカーでは、住宅外装材を専業で手掛けるEが4位に浮上。 環境対応型の新製品開発が寄与し、シェアを0・2ポイント増やした。
2000年秋に設立した日本油脂と独化学大手BASFの合弁会社は苦戦し、5位に転落。 品目別の出荷額では建設業界の不振に加え、シックハウス症候群などへの不安から住宅・ビルなどで環境対応が進み、溶剤系塗料が同1%減の3907億円となった。
道路向け塗料など無溶剤系も、公共事業縮小の影響などで同1.6%減の326億円だった。 2003年度は建築・住宅用を中心に厳しい需要環境が続くとみられる。
ただ、アジアや欧米では自動車用塗料を中心に需要が増えている。 NやKペイントなど上位陣は海外工場の増・新設に力を入れており、今後、海外戦略をどう進めていくかがシェア争いのカギを握ることになりそうだ。

2002年のデジタルカメラの国内出荷台数は654万9825台と、前年比35・6%増加した。 一方、出荷額は約2100億円と同17・8%増にとどまり、デジカメの低価格化が進んで急速に普及した。
2002年は日本だけでなく、米国、欧州の2大市場でも販売が急拡大。 世界出荷は同66・4%増の2455万台となった。
そのなかで国内首位、F真フィルムが維持した。 激化で1.9ポイント落としたものの、2002年6月発売の「F」などが好調で、20・2%のトップシェアを確保した。
2位は16・7%のS。 1.3ポイント減となったが、ブランドカを背景に主力機種の「S」や、小型で携帯性を向上させた「S」が好調で踏みとどまった。
追い上げたのが3位のC。 小型化と高機能化を図った「I」や「P」のシリーズで新製品を多数投入、シェアは1.一ポイント上昇した。
4位のO光学工業は13・2%。 0・5ポイントの減少となったが、2002年3月に発売した200万画素の低価格機「C」が数カ月にわたって販売ランク3位以内に入り続けるロングセラーに。
また光学810倍の高倍率ズームレンズを搭載した機種もヒットした。 順位の入れ巷見があったのは5位と6位。
シェアをもっとも大きく伸ばしたC計算機は2001年に5位だったNを追い越した。 躍進の原卦勤刀となった機種は「E」。
クレジットカード大の小型サイズ、奥行き2・3ミリという超薄型のデザインが大ヒットとなり、シェアは2・6ポイント上昇し2・1%を達成。 デジカメは新機能を付加したヒット商品の登場で販売シェアが大きく変動する。
2003年に入っても多数の商品ラインアップを持つDJが信俊位だが、大ヒット商品の登場で順位が変わる可能性はまだ高そうだ。 低価格化を図った「U」などのシリーズが健闘した。
2位のCは0・7ポイント減の19・7%となり、20%の大台を割り込んだ。 2月に「C」シリーズで高感度フィルムを発売。

レンズ付きフィルムでは9月にレンズ周辺に鏡を付けて自分童磁りやすくした商品も出したが、シ2002年度のカメラ用カラーフィルム(レンズ付きフィルム、APSU新写真システム含む)は、国内で約3億4800万本(35ミリ判、24枚撮り換算)を出荷、前年度比で2・5%減少した。 需要低迷の主因はデジタルカメラが国内で36%増と急激に普及したことだ。
フィルムカメラの国内出荷台数は2001年にデジカメ出荷台数に抜かれ、2002年も前年比25%の減少。 3位のCは2・4%のシェアで一・0ポイント上昇。
若い女性にターゲットを絞ったレンズ付きフィルム「スナップキッズ」の新製品や、水中に10メートルまで潜って写真が撮れる防水型の商品が好調だった。 レンズ付きフィルムの売上高は10%弱拡大しており、シェア拡大を支えた。
4位のNは販売低迷が続いた。 市場規模は2003年度も1015%の減少が続く見通し。
デジカメ市場の拡大トレンドに押きれるとともに、中国や東南アジアの重症急性呼吸器症候群(SARSUサーズ)やイラク戦争の影響で旅行需要が伸び悩んだためだ。 需要減のなかで特徴ある商品開発がシェア拡大のカギになるとみている。
2002年の産業用ロボットは全体の国内出荷額が減少するなか、上位企業は前年よりシェアを伸ばし寡占化が進んだ。 前年と順位に変動はなかった。
首位のM電器産業は前年に大きく落ち込んだ電子部品実装機の販売が上向き、シェアを7・4ポイント増の23・6%に伸ばした。 日本ロボット工業によると、国内出荷額は前年比17%減の2002億5800万円だった。

K重工業はほぼ前年並みの出荷額を維持。 市場全体が縮小したことからシェアを1.2ポイント拡大した。
2000年に神戸製鋼所から事業を継承した塗装ロボット技術を取り入れ、2002年7月に新機種を追加するなど品ぞろえを強化し、顧客層を広げた。 自動車メーカーの設備投資意欲低迷を受け販売に苦戦したが、工場内の搬送用など小口の需要を掘り起こした。
2003年も上位企業がシェアを伸ばしそうだ。 Y電機は世界シェア首位を目指し、全機種を刷新することを決めた。
Fも7月に従来機種より2割安いアーク溶接専用ロボットを発売するなど、機能だけでなく価格面でも激しく争乱備えだ。 Yは前年より生産額を落としたが、市場全体が縮小したためシェアは0・2ポイント増の24・5%だった。
同時5軸制御の縦型マシニングセンター「V」の販売が大幅に拡大したほか、「N」シリーズの販売が堅調だった。 Mフライス製作所は、自動車部品などの加工に適した横型マシニングセンターなど新製品を相次ぎ発売。
金型の仕上げ工程で欠かせない効率ぞきる高性能マシニングセンターなど品ぞろえを拡充、シェアを2・8ポイント伸ばした。 MはH精機の工作2002年のマシニングセンターの国内生産額シェアは、M製作所が4・5ポイント伸ばし、前年の4位から3位に順位を上げた。

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